大國魂神社と武蔵国一ノ宮 小野神社へ|朝の太鼓の音と、落葉が降りかかったあの瞬間

ハローワークの前に、まず神様のところへ
昨年仕事を辞めてから、月に一度ハローワークへ通うことになりました。
で、決めたんです。ハローワークに行く日は、必ず先に大國魂神社へお参りしてから向かう、と。
なんというか、ひとりで踏ん張らなきゃいけないことが多い時期って、ちょっとした儀式みたいなものが支えになったりするじゃないですか。
この日もそのルーティン通り、まず府中の大國魂神社 → ハローワーク
そのあと足をのばして、多摩市一ノ宮にある武蔵国一ノ宮 小野神社にも参拝してきました。
小野神社にたどり着くまでにまたおっちょこエピソードもあるのですが……それはのちほど(笑)。
大國魂神社|実は最初は「歓迎されていない」と思っていた
大國魂神社は、約1,900年の歴史を持つ武蔵国の総社で、東京五社のひとつです。
ここをお参りすれば、東京など元々の武蔵国にあたる地域全ての神社をお参りしたことになると言われており、都内最強のパワースポットとも呼ばれています。
府中駅から徒歩5分ほど、ケヤキ並木の参道を歩いていくだけで、なんとなく気持ちが整ってくる気がする場所。
でも、最初からそう感じていたわけじゃなく...。
10年くらい前に初詣で来た翌日、インフルエンザにかかったことがあって。
「もしかして歓迎されてないのかな……」とちょっとだけ苦手意識を持っていました。
今思えばただ人込みで感染しただけの偶然なんですけどね(笑)。
そのイメージを払拭してくれたのは、昨年ハローワークへ初めて通った朝のことでした。




ニホントカゲの幼体と、カラスと
大鳥居をくぐり、参道を歩いていると、足元を何かがすっと横切りました。
トカゲだ!


かわいい……!と思い、急いでスマホで撮ったら、逃げ足の速いことw
ぶれぶれですが、なんとか全体像を納めることができました。
すぐさまその場でチャッピーに聞いてみると、ニホントカゲの幼体に間違いないとのこと。
神社の境内でニホントカゲ、しかもメタリックブルーの幼体に遭遇するのはとても縁起がいいサインとのこと。
「これからの未来心配いらないよ」と言ってもらえた気がして、心の隅にあった「歓迎されていないかも」なんて気持ちはどこかへ消えていきました。
それ以来、毎月訪れると、吉兆めいた出来事が起きるようになりました。
あるときは、社殿の上にカラスが一羽とまっていて、私をじーっと見下ろしている。
「こんにちは」って話しかけたらすっと音もなく降りてきて、1メートルも離れていない目の前を、まだ私をじーっと見つめながら優雅に横切っていったなんてこともありました。
カラスって神様の使いとも言われますが、あの堂々たる歩きっぷりは神々しささえ感じさせるものがありました(笑)。
実は大國魂神社とカラスには深いご縁があるそうで、平安時代に書かれた神道の資料「古語拾遺(こごしゅうい)」にその由来が記されています。
神代の昔、田にイナゴの大群が放たれ稲が枯れてしまった際に「烏(からす)扇をもって扇げ」という神様の教えでイナゴを駆除したという神話から、カラスが五穀豊穣・悪疫防除の象徴として信仰されてきたのだそうです。
なるほど、だからあのカラスはあんなに堂々としていたのか……と、あとから妙に納得してしまいました。
ちなみに毎年7月20日の「すもも祭」では、魔除けになるという「からす団扇」が頒布されます。いつか手に入れてみたい……!
なんでこんなに吉兆なことが続くんだろう、と思いつつでも、そういう偶然が重なる場所って確かにある。
今のところ大國魂神社は私にとって、そういう場所になっています。
この日は、朝のご祈祷が始まる瞬間に居合わせた
そしてこの日は、神社に到着するとちょうど朝8時のご祈祷が始まるところでした。
ドーン、ドーン。
太鼓の音が境内に響き渡って、神主さんたちがご祈祷を始める、その瞬間に私はちょうど拝殿の前にいました。
偶然といっちゃそれまでなんですが、全身でその空気を受け取りながらお参りできて、
「今日もありがとうございます。」と、いつもより深いところから感謝が湧きでてきた気がしました。
人形流し、やってみたら思った以上によかった
そしてお参りのあとは、人形流しです。
自祓いして、人形に名前を書きこみ、頭と膝をなでて(笑)息を吹きかけました。
人形流しの作法
①玉串の前で一礼
②両手で玉串を取り、左・右と振って自分自身を祓う
③玉串をもとに戻して一礼
④初穂料100円を納め、紙の人形にフルネームを記入
⑤気になる部分・良くなりたい箇所を人形で撫でて、ふっと息を吹きかける
⑥流れている祓川にそっと流す初穂料100円/通年体験可能


神妙な面持ちで祓川にそっと放ちます。
紙の人形は水に浮かんで、するっと溶けながら流れていき、途中で粉々になり溶けてなくなります。
その様を確認し、「手放せた~」「ちゃんと綺麗に溶けてよかった~」と安堵します。
秋には祓川に落ち葉がたまってしまうことがあり、そこに引っかかってしまって、しばらく「流れろ~流れろ~」と念を送るなんてこともありました(笑)。
ちゃんと今回も綺麗に溶けて無くなってくれてよかった。
自分でも意識していなかったモヤモヤが、こうして溶けて流れていくのを眺めることによって、浄化されていくのかもしれません。
病は気からともいいますし、プラシーボ効果で痛みが消えてしまうこともあるかもしれません。
人形流しとは元来、そういうことなのかもしれないですね。(ただの思いつきです)
100円で、ちょっとした神事と、こんなに気持ちが軽くなる体験ができるのですから、大國魂神社に参拝された際には、ぜひやってみてくださいね。
ちなみに、この人形流し、結局毎回やっています。
以前から悩んでいた膝の痛みがいつの間にかなくなっていた時期もあって、これはご利益だ!と喜んでいたのですが……また最近ぶり返してきました(がはは)。
というわけで、引き続き毎回欠かさず人形流し継続中です!
そしてそしてこの日は参拝フルコース!最後におみくじを引きました。
今の私に必要なお言葉をください、とお願いして。
大吉!!
嬉しすぎる~😆
そしてこの後は、颯爽とハローワークに向かったのでした。
武蔵国一ノ宮 小野神社へ|まず違う神社に行った話
ヨガ友の話がきっかけで
そもそも、小野神社に行こうと思ったのは、ヨガ仲間の友人がきっかけです。
「先日小野神社に行ってきたんだけど、すごく感じのいい神社だったよ!ゲッターズ飯田さんがおすすめに挙げてた神社なんだって」
ゲッターズ飯田さんが「東京近郊ならここがいい」とすすめたことで話題になった神社で、多くの参拝者が訪れるようになっているようです。
へぇぇ、近いし行ってみようかなと思い、さっそく出かけてみたのですが…
たどり着いたのは、違う小野神社だった
「あれ、思ってたよりこぢんまりしてるな……」
でもせっかく来たのだからとお参りを済ませ、隣にあった小野路宿里山交流館でお昼ごはんをいただいて帰りました。
古い旅籠を改修した雰囲気のある施設で、それはそれでよかったのですが。
後日ヨガ友に「行ってきたよ!」と報告したら…
「それ違う小野神社だよ(爆笑)」
「!?」
私が行ったのは町田市小野路にある小野神社。
ヨガ友が言っていたのは多摩市一ノ宮の「武蔵国一ノ宮 小野神社」でした。
同じ「小野神社」でも、まったく別の神社……。
多摩センターと聖蹟桜ヶ丘 この近くに小野神社が2つもあるなんてトラップですやん(笑)
(正確にはもう一つ中河原に武蔵国一ノ宮 小野神社と一宮の地位を論じ合う、もう一つの小野神社があるらしい)
いやー思い込みってこわいです💦
せっかくなので、小野路小野神社さんのお写真です。


小野路の小野神社について(番外編)
町田市小野路の小野神社は、小野篁の七代の孫・小野孝泰が武蔵国司として赴任した天禄年間(972年頃)に祖先の霊を祀ったことに由来する由緒ある神社です。
間違えて訪れたとはいえ、静かで落ち着いた境内でした。小野路とは
もともと交通の要衝として宿駅が置かれ栄えましたが、大山詣でが隆盛した同じく江戸中期以降は大山街道沿いの宿場町として大いに賑わった街道だそうです。※小野路町内会
幕末には小野路村の名主である小島家・橋本家に近藤勇がしばしば剣術指南に訪れていて、「小島資料館」には近藤勇関連の資料があるそうです!小野路宿里山交流館
小野神社に隣接する小野路宿里山交流館は旅籠「角屋」があった場所だそうです。
地元の農産品や手作りパン・小野路産の地粉を使用したうどん・小野路のお母さんが作ったホクホクでボリューム満点の里山コロッケ・里山まんじゅうはとってもおいしかったです!(たべすぎw)
日を改めて、今度こそ
あれから季節がひとつ変わりました。
夏の失敗をちゃんと胸に刻んで(笑)、改めて多摩市一ノ宮の小野神社へ向かいました。
聖蹟桜ヶ丘駅から歩いて5〜6分ほど。
住宅街の中を歩いていくと、神社の手前の道の両側を水が流れているのに気づきました。

いわゆる側溝というか、生活用水っぽい感じで流れているんですけど、その水が清らかで、とてもいい気を感じます。
そしてようやくお出迎え 小野神社の鳥居です。

厳かな面持ちで鳥居をくぐり、随神門へ。



彫刻がすごい。すべての像の目がきら~んと金色にひかってこちらに睨みをきかせてる。
横にズレてもその視線が追いかけてくる💦
ちょっとこわい。
その抜けた先に広がった境内は案外シンプルで、ゲッターズ飯田さんがおすすめするパワースポットってどんなすごいところだろうとちょっとドキドキしていたので、正直「あ、そういう感じなんだ」と思ってしまいました。
大変申し訳ございません🙇
でも、境内に入った瞬間から空気が静かで。
なんというか、はやっていた気持ちがすっと凪ぐような感覚があって、気づいたら自然と背筋が伸びていました。

武蔵国一ノ宮 小野神社について
安寧天皇18年2月の御鎮座と伝えられ、武蔵国開拓の祖神「天下春命(あめのしたはるのみこと)」と、強力な浄化神「瀬織津姫命(せおりつひめのみこと)」を主祭神として祀る歴史ある神社。
創建から約2,550年の歴史を有する古社で、大國魂神社に合祀された武蔵国六神社の一つ。御祭神と主なご利益
- 天下春大神(あめのしたはるのおおかみ) :開運・開拓
- 瀬織津姫大神(せおりつひめのおおかみ) :厄除け・悪縁切り・縁結び
- 稲倉魂大神(いなくらたまのおおかみ) :五穀豊穣
※社務所は火・水は、一日や祝日・御祈祷のある時間帯を除きご不在のようですので、御朱印希望の方は事前に公式サイトでご確認ください。
境内で、落葉が降りかかってきた
拝殿から末社へと一通りお参りして、拝殿の奥に進むと朱塗りの建物がもうひとつ。
こちらが本殿なのでしょう。
その横手に紙垂のかかった柵があったので、こちらからもご挨拶できるんだなと思い、奥の建物に向けて手を合わせました。
手を合わせると同事に、まわりから強い風がさぁ~~っと吹きあがりました。
するとすぐ両脇の木々から、いっせいに落葉がはじまり、サラサラサラサラと葉っぱが頭や肩に大量に降りかかってきました。
「ひゃぁあぁぁぁっ!」
思わず声が出ました(笑)。葉っぱが擦り合うサラサラサラサラカラカラカラカラという音だけが聞こえていました。
とにかくびっくり鳥肌で、なんというか......初めての感覚でした。
しばらくそこに立ちすくんでいたら、落葉がやみました。
その時境内には私しかいなくて、そんな風が吹いたのもその一瞬だけ。
「歓迎してもらえたの???それとも神様のいたずら???」
神社での出来事って、結局自分がどう受け取るかですよね。
これが「帰れー!」って意味じゃなければいいのですが.....
そもそも一度目はたどり着けなかったわけだし.....な~んてつい、性分で後ろ向きな方に考えがちな私。
でもあの瞬間は理屈とかじゃなく、畏怖と共に心から満たされた感覚がありました。
それでいいではないか!
そんなことがあったので、名残惜しくて、境内をうろうろ。
拝殿横にこんなハートの模様がくっきりしたお石様がありました。
やさしくなでると恋愛や良縁のご利益があるそうですよ。

どうやらこちらの小野神社はドラマ『ちはやふる-めぐり-』のロケ地としても知られているそうです。(不勉強ですみません🙇)
この日は社務所がお休みで、御朱印はいただけなかったのですが、次はしっかりタイミング合わせて、近いうちに絶対来させていただきます!
二社まとめて行くのがおすすめです
大國魂神社と小野神社、電車で乗り換えなしに行き来できて、どちらも駅から歩いて数分。
半日あれば両方ゆっくり参拝できます。
大國魂神社から距離が近いこともあり、セットで参拝する人も多いみたいです。
御朱印集めをされている方にも、ぜひ両社での参拝をおすすめしたいです。
ちなみに小野神社の御朱印帳は、絵本作家でもある女性宮司さんが描かれた瀬織津姫様が表紙で、とても素敵です。
かわいいのでいつかぜひ手に入れたい……!
御朱印も御朱印帳もまだいただけていないので、また近いうちに必ず伺います。
今度こそ、社務所が開いている日に!
失業給付の受給期間が終わり、ハローワーク通いは一区切りつきましたが、大國魂神社への参拝はこれからも月に一度の習慣として続けていこうと思っています☺
皆さんの参拝体験が素敵なものでありますように☆彡
まとめ・訪問情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大國魂神社 | 東京都府中市宮町3-1 |
| アクセス | 京王線「府中」駅 徒歩5分 / JR「府中本町」駅 徒歩5分 |
| 公式サイト | https://www.ookunitamajinja.or.jp/ |
| 御祭神 | 大國魂大神(出雲の大国主神と御同神) 小野大神・小河大神・氷川大神・秩父大神・金佐奈大神・杉山大神・御霊大神・国内諸神 |
| 人形流し | 初穂料100円・通年体験可 |
| 武蔵国一ノ宮 小野神社 | 東京都多摩市一ノ宮1-18-8 |
| アクセス | 京王線「聖蹟桜ヶ丘」駅 徒歩5〜6分 |
| 公式サイト | https://onojinja.or.jp/ |
| 御祭神 | 天ノ下春命・瀬織津姫命・稲倉魂大神 |
| 例大祭 | 9月第2日曜日 |
| 社務所 | 土日のみ(御朱印希望の方は要確認) |
| 小野路 小野神社(番外) | 東京都町田市小野路町885 |
| サイト | 町田市観光ガイド |
| 小野路宿里山交流館 | 町田市のサイト |
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